事例紹介Case Study

発電所向け
低メンテナンス
コスト型
歯車装置の提供

point

  • 3.11後の電力ひっ迫を自社の取り組むべき課題として捉え、お客様の課題を正確に把握し、老朽化した歯車装置の多大な維持コストという課題解決の解決を最小コストで実現。
    石橋製作所の強みである負荷試験を納得いくまで繰り返し、お客様と自社の双方のリスクを解消。自社の歴史に残る事例となった。

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課題・背景

震災による原発の停止に伴い、フル稼働を強いられた石炭火力発電設備は、設備が老朽化しており、現在では一般的でない歯車構造が故に対応できる企業は少なく、非常に高いメンテナンスコストに苦しまれていた。
電力会社様は非常に厳しい状況で電力の安定供給に挑戦されていた。

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課題解決の
お取り組み

原設計で使用されていた歯車装置は大型のウォーム歯車を必要とする部品により構成されていたため、メンテナンスできるところが限られ、それ故コストが高止まりしていた。
石橋製作所では、歯車装置の構造を抜本的に見直すことにより一回のメンテナンス費用相当で新型の歯車装置をご提供でき、その後メンテナンス費用を大幅に抑えることに挑戦。

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成果・今後の
展開

歯車装置の検証プロセスにおいて、石橋製作所の様々な負荷試験設備を活用し、300%過負荷要素試験等、動的・静的な試験を伴いながら、品質の作りこみを行った。
この歯車装置の導入により、石炭火力発電機は2015年の稼働開始から問題なく稼働を続けている。また、初号機の実績から同一サイトの同型機はすべて置き換えて頂く結果となった。
本件を他のサイト含め水平展開し、同様の課題解決の可能性を模索している。

voice

身の丈という「タガ」を外し、頼まれたことにただお応えするのではなく、お客様の想像を超える成果を求め、提案させてもらい、お客様と共に課題に取り組みました。
のちに当社の事業ミッションである「世の中のタイヘンに挑む」という言葉を導きだすきっかけを作った事例。

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